家族経営の歴史を未来へ ― マイクズ・マリン・カスタム・キャンバス社
マイクズ・マリン・カスタム・キャンバス社(バージニア州バージニアビーチ)のエントランスでは、約30年間に同社がマリン業界で獲得したさまざまな賞の結果が展示されており、優れた品質とクラフツマンシップを実現してきたこのショップの長い歴史が感じられる。
2年前に父親のマイクの跡を継いだダン・ジョンソンも、これらの賞にひそかな誇りを感じているという。マリンキャンバスの仕事に打ち込んできた家族の長年の真摯な姿勢だけでなく、顧客に価値を感じてもらえるプロジェクトを家族で協力し実現してきたことを象徴する賞だからだ。そしてこれらは、何事も当たり前と思わずに努力すべきだという、日々の重要なリマインダーとなっている。続きを読む
Image: Liza Wolfe Photography
支援活動とコミュニティへの貢献
フロリダ州マルコ島を拠点とするマルコ・キャンバス&アップホルスタリ社は、コミュニティに貢献することを長年重視してきた。同社の業務執行社員であるエドワード・スクルジンスキー・Jrは、2008年に同社を買収した際に、金銭的な余裕はなかったとはいえ、この伝統を継続したいと考えた。そこで、困窮者などを支援するシェルター兼フードパントリーである近隣のセント・マシューズ・ハウスから、屋外で食料供給を受ける人のためのシェードキャノピーの提供を相談されたとき、彼は実現のための方法を模索した。続きを読む
Image: Marco Canvas & Upholstery LLC
革新が進むアダプティブアパレルの現在
現在、さまざまなアダプティブアパレルブランドが、かつてないほど魅力的で着用しやすく機能的な商品を実現しているが、その背景には、顧客の声に応える配慮のあるデザインの発展があり、特に付属の位置やファブリックの柔らかさにおいて、この変化が顕著である。こうした衣類は、高齢者、手術から回復した人、認知症患者、関節炎やパーキンソン病、糖尿病などの慢性疾患を持つ人、感覚障害を持つ人、車椅子利用者などに大きなメリットをもたらす。続きを読む
Image: Joe & Bella
プラスチック廃棄物のアップサイクルとコミュニティへの還元 ― ミネソタでの事例
ミネソタ州イーガンのアパレルブランド、ストーム・クリークは、プラスチックボトルを衣類へとアップサイクルすることにより、プラスチック廃棄物の削減に取り組んでいる。同社は、消費者使用後に廃棄されたプラスチックボトルを調達し、これをプラスチックフレークへと粉砕した後でビーズ状にし、最終的に得られたポリエステル繊維からメンズとレディース両方の衣類を作っている。続きを読む
4月号の紹介
2025年スペシャルティファブリック ショーケース:最新のファブリックを、10のカテゴリーごとに紹介する。
繊維廃棄物からの価値創出:「リデュース、リユース、リサイクル」の手法を考えることは、収益増や原材料回収の機会につながる。
ポジティブな採用慣行がもたらすもの:採用と雇用のプロセスを人間的に行うことの利点について、メイド・イン・ザ・シェード・テント・レンタルズ社のローレン・バスケス氏が説明する。
支援が実現した大型ファブリックルーフ:西アフリカのトーゴにある教会では、コミュニティのメンバーの協力を得て、新たなファブリックルーフが完成した。
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