プロジェクト事例 ― 金属からファブリックへの迅速なオーニング改修
今回取り上げるニュージーランドのシーフードレストランは、屋外パティオのリニューアルが必要になったため、クライストチャーチのKolorful Kanvas社に改修を依頼した。プロジェクトでは、以前の金属製オーニングをリトラクタブル式のファブリックソリューションに変更し、さらにダイニングエリア用の新たなスクリーンとサイネージを取り入れたことで、オープンなパティオというよりは、建物の構造の一部という印象を与えるようになった。最も大きな課題となったのが、2日間で設置しなくてはならないというタイトなスケジュールと、会社から現場まで車で90分かかるため、何かが足りなくても急いで取りに戻るのは不可能だという状況であった。続きを読む
Image: Kolorful Kanvas Ltd.
ファブリックか金属か
否定できない事実として、シェードやオーニング製品の材料としての金属の人気は高まっており、ファブリックのシェアを奪いつつある。だからといって、ファブリック製オーニングの競争力が衰えたわけではない。ファブリックには、金属にはない特別なクオリティがあるからだ。
クライアントに両方のオプションを提供している2社に話を聞いたところ、現在、大半のプロジェクトで金属が取り入れられているという。続きを読む
ロバーツ・オーニングス社は、バージニア州クラークスビルのダウンタウンに新たな印象を与えるファブリックオーニングプロジェクトを手掛けた。 Image: Roberts Awnings
形状や材料の多様化と、テントの継続的進化
伝統的なテントスタイルは、引き続き消費者の人気を集めているが、一方で、新しさのある、ひと味違ったテントイベント会場を希望する顧客も少なくない。そのため、テントレンタルおよびイベントレンタル企業は、顧客にオファーできる「次の強力な何か」を常に探し求めている状況だ。
本記事では、複数のメーカーによる最新のテントの事例を紹介する。これらのテントに代表される多彩な形状、素材、スタイルは、「テント」として分類される構造物の範囲を押し広げている。これらテントについて、素材の詳細および構造の特徴に加えて、設計時の難題やインスピレーションについても説明する。続きを読む
ある結婚式で設けられたケダーガーデンテント。垂直ガラスウォールと、約1.5mの引き手のある約2.7 mのドア、25x10 mのパーゴラに加えて、プリントが施された入口部分のひさしを特徴とする。 Image: Fred’s Tents & Canopies
便利に持ち運べる新たなファブリックサウナ
ミネソタ州セントポールのファイアフライ・サウナ社が、恒久型の木製サウナの建設を不要とする2タイプの屋外用ポータブルファブリックサウナを発売した。ファイアフライ・スパークとファイアフライ・ドームと名付けられたこの2種類のサウナは、いずれもポップアップ設計を採用しているため、旅行やキャンプで使用することもでき、使わないときの保管も容易である。続きを読む
持ち運び可能なファブリック製サウナ「ファイアフライ・スパーク」は、重さは23 kg弱で、15分から20分で温度93℃に達する。 Image: Firefly Sauna
TVF社のシニアセールスコンサルタント3名が退職
TVF社で最も長くシニアセールスコンサルタントを務めてきた3人、シェリー・ハーシンジャー、ジェームズ・デュラント、ジム・プレスティピノが退任することが明らかになった。続きを読む
プレシジョン・テキスタイルズとカルプ・ホーム・ファッションズが、難燃性インレイ糸を発売
プレシジョン・テキスタイルズ社(ニュージャージー州フェアフィールド)が、カルプ・ホーム・ファッションズ社(ノースカロライナ州ストークスデール)と提携し、寝具およびマットレス業界向けのIQ難燃性(FR)インレイ糸を発売することを明らかにした。メーカーはこの糸を用いることで、ラミネート加工不要で難燃性を備えたマットレスカバーを生産できる。続きを読む
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