繊維から最終製品に至るイノベーション
導電性繊維テクノロジーの活用による、ウェアラブルの商業的実現性の向上
by Marie O'Mahony
センシング技術と繊維の融合については、多くのスマート材料やウェアラブル技術と同様に数々のエキサイティングな進展が見られるが、それらと同等の将来性のある用途を見つけることは容易ではない。だが、大手ブランドとの最近のコラボレーションからは、繊維から最終製品に至るまでのイノベーションを達成するための望ましいあり方が見えてくる。 Read more
ドイツのスタートアップ企業ボルトウェア社は、H&Mラボと共同で、愛する人と触れ合っているような感覚を与えるセンシングテクノロジーを用いたデニムジャケットを開発した。Photo: Boltware.
100周年の節目を迎えたIFAI Expo 2020
バーチャル形式に変更された今年のIFAI Expoは、記念すべき100年目を迎える。今年のExpoの一環として、教育イベント「アドバンステキスタイル・バーチャル・カンファレンス」も予定されている。同イベントの出席者は、11月2~12日のIFAIバーチャルExpo 2020にも参加が可能である。 Read more
ソーライト・デザインが、自己粘着式マスクを開発
折り紙にインスパイアされたライトを太陽光発電と組み合わせた製品で知られるニューヨークシティのソーライト・デザイン社が、マスクデザインに乗り出した。このマスク「SEEUS95」は、透明で顔に粘着させる方式で、ポリプロピレン不織布や製織品またはニットマスクよりも高い保護力が得られる。 Read more
Photo: SEEUS95.
環境に優しい東レの新たなナイロン
東レ株式会社が、同社の「サステナビリティ・ビジョン」における大きな前進となる、より持続可能性に優れた新型ナイロンを開発した。 この新技術により、同社のエントラント(R)やダーミザクス®といった素材のバイオベースバージョンを作ることも可能になる。 Read more
高い抗ウイルス性を特徴とする新型繊維パイロテックス®
パイロテックス・インダストリーズ社が、SARS-CoV-2ウイルスに対し99.57%の抗ウイルス活性(14秒後に99%)を発揮する繊維の生産に成功したことを明らかにした。この繊維は、防護用マスク、一般的な防護衣類や医療用衣類、その他のホスピタリティ/民間セクター用製品で用いることができる。 Read more
デザイナーと研究者の協力が生み出すバイオガーメントリー
廃棄テキスタイルの環境への影響や空気汚染の急激な増加に対処すべく、「プロジェクト・バイオガーメントリー」が立ち上げられた。このプロジェクトには、光合成を行う能力を持ち生分解性を有する「生きたテキスタイル」の開発が含まれている。 Read more
バイオガーメントリーは、合成生物学とデザインという異なる領域の研究の融合により、未来のファッションへの貢献を目指している。Photo: Roya Aghighi.
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