ファブリック壁紙の新たな流れ
壁紙は、16世紀から数世紀にわたって、私たちの生活の一部となってきた。初期には、モノクロームのブラックインクで紙に印刷したものが用いられていたが、多色刷りの木版印刷の導入に伴い、カラー化が進んだ。そして1960年代後半から70年代前半にかけて、安価でプリントしやすく、クリーニングも可能なビニール製壁紙が業界を席巻し、現在に至るまで壁紙市場の主役となっている。Read more
繊維処理における性能と規制準拠のバランス
消費者からの要求に後押しされ、繊維処理技術は進化し続けており、性能面でのメリットも拡大傾向にある。一方で、処理技術の発展に伴い、規制に目を向け環境に配慮することも不可欠となっている。COVID-19は、当然ながら抗菌処理への関心を高めたが、一方で、他の性能面での特性に対しても、これまでを上回る注目が集まっている。Read more
ポリエチレンを材料とする新開発の自己冷却ファブリック
科学者たちが人間の気候変動への適応を助ける未来のファブリック用の素材を考えるとき、入手が容易であるにも関わらず、あまり注目されてこなかった素材がある。ポリエチレンだ。薄くて軽量であり、レジ袋の材料としても一般的であるこの素材は、熱を閉じ込めずに通過させるため、ほとんどのテキスタイルよりも人体に対する冷却効果が高いと考えられる。Read more
6月号の紹介
視点:半世紀にわたりフライオーリ家が家族経営してきたASATI社は、空気支持構造技術の進化の一端を担ってきた企業だ。
戦略的設備変更における変化:従来からの知恵とパンデミックの教訓に基づく機器購入について。
ファブリック壁紙の新たな流れ:ファブリック製の壁紙そしてウォールカバーのトレンドに迫る。
繊維処理における性能と規制の問題:テキスタイル処理における、政府の規制と製品に要求される性能との適切なバランスについて考える。
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