バイオテクノロジーを活用した新たな繊維染色技術
ファブリックの染色は、最大の汚染源となる工業プロセスのひとつであり、多くの有毒化学物質が用いられるだけでなく、年間1.3兆ガロン以上の水を消費する。英国ノリッジのカラリフィックス社は、繊維用顔料の製造、付着、ならびに固定のための、完全な生物学的プロセスを開発した最初の企業だ。同社の手法では、DNAシークエンシングを用いて自然界に見られる色を複製し、微生物の遺伝子組み換えを行って、選択した色の染料を「繁殖」させる。この技術は、合成化学物質を不要にし、従来の染料と比べて必要な水も排出量も少なくなると同社は発表している。使用する微生物は、膨大な生物サンプルのライブラリから慎重に選択され、これを実験室で増殖させた後で、大規模な発酵を行う。この発酵ブロスを用いて、ファブリックを希望する色に染めることができる。 Read More
米国ボブスレー代表チームのための電熱衣料
ラスベガスに本社を置くOROROヒーテッド・アパレル社が、米国代表ボブスレー/スケルトンチーム(USABS)との4年間のパートナーシップの締結を発表した。同社は2020年に、世界で初とされるカーボンナノチューブ電熱ソックスを発表した。ソックスで用いられる超薄型のU字状カーボンナノチューブ発熱体は、即座に加熱でき均等な熱の配分を実現する、革新的な技術である。 Read More
ケーススタディ:アート性を重視したフェスティバル会場テント
レーニア・テント社(ワシントン州タクウィラ)は、テンツ社(メリーランド州フレデリック)からの依頼により、バージニア・アーツ・フェスティバルの会場の一つであるパット・「バニー」・ペリー・パビリオンのための、大胆でクリエイティブなアイディアに取り組んだ。レーニア社のグラフィックデザインチームは顧客と協力し、テントのどの角度から見ても目を引く、抽象的で斬新なパターンをデザインした。 Read More
2月号の紹介
業界における女性の活躍と、本格化する支援策:産業用ファブリックの世界においても、男性中心の業界から、より多様性と包摂性のある業界への変化が、顕著になりつつある。
ヘンプが可能にする新たな成長の機会:医療用途そして産業繊維用途の両方で、ヘンプ(麻)の存在感が高まっている。
シンプルな取り組みが支えるサステナビリティの今後:サステナビリティに関連して、ほとんどの業界が、真摯で善意による取り組みにより最善の努力をしてきたにも関わらず、目指すのとは正反対の方向に進みつつある。
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導電性繊維市場は、2033年までに82億ドル規模に到達の見込み
ホロジェニックス社の赤外線繊維セリアントが、クラス1医療器具としての認定を取得
カルプ社のコットナロ氏が、リタイアを表明
エリコン・テキスタイルズ社が、サービスを拡充
サットラー・アウトデュラ社が、新たな営業部門リーダー2名を任命
スリンガーランド氏が、新セールスマネージャーとしてダースト社の一員に
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