エネルギー源としての人体の活用
商業的成功の可能性を秘めた、エネルギーハーベスティングにおける各種新技術について
by Marie O'Mahony, Ph.D.
Eテキスタイル用のエネルギーハーベスティング技術を進化させているのは、発電力や効率性だけではない。大きさ、重量、柔軟性、サステナビリティ、統合のしやすさ、スケーラビリティといった要素も重要だが、それがすべてではない。その結果、R&Dの方向性も、きわめて多様になっている。 Read more
カリフォルニア大学サンディエゴ校のウェアラブル・センサー・センターで開発された着用可能なマイクログリッドには、汗からエネルギーを採取するバイオ燃料電池が取り入れられている。 Photo: Lu Yin.
人体のエネルギーが切り開く未来
by Janet Preus
人体が多くのエネルギーを発生させることを科学者たちは知っており、このエネルギーを効率的に採取できれば、本人が携帯するデバイスに必要な電力を供給することも可能になるかもしれない。さらに、現場作業員、兵士、アスリート、そして疾患を抱えた人にとっては、こうしたエネルギー技術が大きな変革をもたらすと期待される。 Read more
人間の動きから電気を生み出す新たなバイオエレクトロニクス技術
UCLAのバイオエンジニアリング研究チームにより、ソフトで柔軟な自己発電型バイオエレクトロニクスデバイスが作成された。人体の動きを電気へと変換するこの技術を用いることで、着用型あるいは体内埋め込み型の診断用センサーへの電力供給の実現も期待される。 Read more
UCLAの研究から生まれた、磁気を利用する新型バイオエレクトロニクスデバイス。 Photo: UCLA.
衣類との統合性に優れたカーボンナノチューブ繊維
ライス大学の研究チームが、柔軟性のあるカーボンナノチューブ繊維を衣類に組み込むことで、正確かつこれまでにない快適な熱モニタリングを行うことに成功した。この繊維は、金属に匹敵する導電性を有すると同時に、洗濯も可能で着用感に優れ、身体の動きによる破損もきわめて起こりにくい。 Read more
一般的なミシンで生地に縫い込むことができる、新開発の導電性糸。 Photo: Jeff Fitlow/Rice University.
環境に優しい新開発のジーンズ染色プロセス
ジョージア大学で、より地球に優しい選択肢となる、デニムの新たな着色技術が開発された。この新方式では、インディゴの粒子が、木材パルプ由来のセルロースナノ繊維、キトサン(シーフード廃棄物から抽出可能)、そして水とミックスされる。 Read more
ハイドロゲル中のインディゴの割合により、デニムをさまざまな色合いのブルーに染めることができる。 Photo: University of Georgia.
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