スポーツ用ヘルメットにおける耐衝撃性の向上
進化した材料と設計が実現する、スポーツ活動におけるワンランク上の頭部保護
by Seshadri Ramkumar, Ph.D., and Janet Preus
米国神経学会によると、スポーツや関連活動に起因する脳震盪は、毎年約160万~380万件に達する。頭部外傷による死亡のリスクはヘルメットで低減できるが、ヘルメットだけですべての脳震盪を防止できるわけではない。この現状から、材料そして設計面での改善が不可欠となっている。 Read more
ヘルメットの下に着用するこのフィットキャップは、ヘルメットから16カ所のセンサーに伝わる圧力の測定を可能にする。 Photo: Massood Atashbar/Western Michigan University.
MRSAによる皮膚感染を治療するマイクロニードルパッチ
スウェーデンのカロリンスカ研究所のチームが、MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)皮膚感染症の局所治療のためのマイクロニードル式治療用品を開発した。患者の身体に押し当てると、このマイクロニードルが皮膚の外側の層に入り込み、その後、溶解したマイクロニードルから、治療薬が放出される仕組みだ。 Read more
抗菌薬を、血液中に循環させるのではなく、直接皮膚に送るマイクロパッチニードル。 Photo: Jill Ziesmer.
機械に触感を与えるスマートなフォーム材が誕生
シンガポール国立大学の研究者チームが、機械に人間の触感以上の力を与える可能性を秘めたスマートフォーム材を発明した。「Aiフォーム」という名称のこの材料は、人間の触感を模倣しており、実際に接触しなくても近くの物質を感知し、さらに、損傷しても自己修復することができる。 Read more
Photo: National University of Singapore (NUS).
実用化が期待される新たな太陽熱海水淡水化ユニット
地球の表面はその大部分が水に覆われているが、そのほとんどが海水であり、飲むことはできない。中国の研究者がこのたび開発したユニットは、海水に浮かび、太陽エネルギーを吸収して、この熱を利用して海水を蒸発させる。このユニットを、凝縮した真水をキャッチして集める太陽熱蒸留器と組み合わせることも可能である。 Read more
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