不可欠化する機能性とサステナビリティの融合
環境に優しい材料や工程がテキスタイルに与える付加価値とは。
by Seshadri Ramkumar
環境破壊への懸念が高まり、消費者の嗜好も変化した現在、サステナビリティは価値を高める手段となる。未来のテキスタイル製品には、環境への影響に配慮した特定の機能を持つことが期待されるが、一方で企業はプライスポイントも意識する必要がある。 Read more
オーストリアのレンチング社のテンセル(TM)ブランドのリヨセルフィラメントには、コットン廃棄物をアップサイクルしたリフィブラ(TM)ブランドのリヨセル繊維も含まれている。
Photo:Lenzing AG, Photographer, Michael M. Vogl.
多機能性と持続可能性重視の流れは今後も継続か
by Janet Preus
テキスタイルで多機能性が求められる傾向は、かなり定着している。あらゆるファブリックで多彩な機能が要求されるわけではないが、高度な生地になるほど、2つ以上の機能が求められる可能性は高くなる。そして、どのような機能が求められるにせよ、「サステナブル」という要素を加えることをお薦めしたい。 Read more
スマートファブリックサミットの提案募集がスタート
IFAIは、2020年4月16~17日にワシントンDCで開催されるスマートファブリックサミットの提案募集要項をリリースした。会議のテーマは、「アイディエーションから商品化へ」だ。 Read more
テキスタイルのセキュリティを高める透明インク
by Marie O'Mahony
ドイツのテキスタイル研究機関DITFは、世界的にもきわめてユニークな形で、バリューチェーン全体にわたってテキスタイルにフォーカスする。IFAI Expo 2019でのDITFブースにおけるハイライトが、透明なセキュリティインクTransparencyだ。デジタルテキスタイルプリントで製品のセキュリティを保証する、眼には見えないインクである。 Read more
Transparencyのセキュリティコードはスマートフォンアプリでスキャンが可能。ダウンロードされたコードはデータベースに送られ、製品の認証に使用される。
Photo:Marie O'Mahony
ドレクセル大学が新たな導電性糸を開発
ドレクセル大学の研究チームが、高い導電性と耐久性を誇る糸を新たに生み出した。導電性二次元材料MXeneで標準的なセルロース糸をコーティングすることで、電気化学的・電気機械的活性を有し、加工や編んで生地にすることが可能な糸を実現している。 Read more
セルロース糸を導電性MXeneフレークでコーティングすることで、優れた導電性と耐久性を持つ材料が実現した。
Photo:Drexel University Center for Functional Fabrics.
バナナ繊維を使ったテキスタイルがデザイン賞を獲得
スイスのバックパックブランド、QWSTIONが、バナナテックス(Bananatex)と名付けられたテキスタイルにより、2019年のスイスデザイン賞の繊維カテゴリーを受賞した。この高機能テキスタイルは、バナナヘンプまたはアバカと呼ばれるバナナと同じバショウ科の植物の繊維を材料とし、バッグ素材として優れた強度と耐久性をもたらす。 Read more
Photo:QWSTION.
Copyright © 2000- ATA JAPAN, All Rights Reserved.