アドバンステキスタイルにおける持続可能性推進の取り組み
COP-27の削減目標達成において、テキスタイルも重要な役割を担っている。
by Seshadri Ramkumar, Ph.D.
エジプトのシャルム・エル・シェイクで開催されたCOP-27締約国会議では、地球温暖化を1.5℃以下に抑えるために世界の国々が果たすべきコミットメントが確認され、温室効果ガス排出の削減を加速させることが呼びかけられた。テキスタイル業界もこの要求に応える必要があり、関係企業・組織の業務における4R(リデュース、リユース、リジェネレート、リサイクル)について、最善の方法を考えることが求められている。 Read more
フロイデンベルク・パフォーマンス・マテリアルズ・アパレル社は、中国・南通工場の屋上に13,000m2の太陽光発電パネルを設置した。 Photo: Freudenberg.
サステナビリティとの付き合い方を考える
11月の感謝祭の祝日は、多くの人が共に食卓を囲み大量の食べ物を楽しむ絶好の機会である。少しばかり話が飛躍するが、最近サステナビリティ関連の情報に触れることが多く、こうした場で、過度な飲食を自分は慎しむべきだと考えてしまう人もいるはずだ。 Read more
刺繍可能な発電糸が広げるウェアラブルの新たな可能性
ノースカロライナ州立大の研究により、発電能力を持つ糸をファブリックに刺繍することで、ウェアラブルデバイスを低コストのスケーラブルな方法で実現できる可能性が明らかになった。この手法を活用すれば、自己発電型の数字入力タッチパッドや動きセンターを衣類に組み込むことができる。 Read more
ノースカロライナ州立大学の大学院生ユー・チェンによる発電糸の刺繍の実演 Photo: NC State.
花の廃棄物から生まれたレザー代替素材
商業栽培される花の廃棄物を主原料そして染料として用いる、レザーに似た質感を持つ新たなテキスタイル「flaux」が開発された。この新素材は、持続可能な未来のためのファッションの再定義を目指す、アールト大学による「未来のワードローブ」展でも展示された。 Read more
アイリーン・プラサチットが考案したflauxは、花びらとセルロースから作られた「フローラルレザー」であり、アニマルレザーの代替品としての利用が期待される。 Photo: Aalto University.
ナノバイオニックが2社とのパートナーシップを発表
ニューヨークを拠点とするテック企業であるナノバイオニック社が、La-Z-Boy社ならびにカルプ社とのグローバルパートナーシップの締結を発表した。この契約により、ナノバイオニックのウェルネスおよびリカバリー技術を取り入れたカルプのアップホルスタリーファブリックが、La-Z-Boyの新作ファニチャーコレクション「リストア・バイ・ナノバイオニック」で用いられる予定である。 Read more
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